Joey

ブルックリンでオペラをのJoeyのレビュー・感想・評価

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)
3.5
潔癖症とは単なるキレイ好きではなく、自分の不正が許せない人だと思う。こうありたいと本当に思う。私は不正だらけなので、それを洗い落とそうとすると、殆ど骨しか残らないだろう。強い精神力が無いと潔癖ではいられず、信念の無い私は泥濘にはまって抜け出せない。まぁ、綺麗な水の中は居心地が悪いし、塩なんて入れたらヒリヒリ痛くなる。入浴剤と称した泥の中の方がお肌は健全に保てるというもの。出家するのも良いけど、そんなに綺麗な場所とは思えず、あの世界も何だか怪しく見える。そうだね、汚い舟でユラユラと漂うのが良いのかもしれない。それにしても、いつも船長はカッコいいね。

オペラの歌詞に字幕が付くのは新鮮だった。妙にハマってしまって、声を出して笑いそうになった。「不適切・・・」のミュージカルシーンに勝るとも劣らない。歌唱力があり過ぎるのがウケる要素なんだと思う。
オペラの歌詞にも韻はあるのだろうか?ロックとかポップスって、その意味に深さがある場合はあるが、韻が踏まれていて、耳にやさしく、言葉も楽器の一部になっている。新しいオペラの楽しみ方を見つけた気がするけど、コメディ扱いするのは失礼ですね。そう言えば、日本語オペラってあるのだろうか?
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