朝鮮半島だけではなく、ここにも分断された国があったとは知らなかった。みんな明るくて、愉快な人たちだし、そもそも簡単に往来できるんだね。一つの国に戻れば良いのにと無責任に思うけど、そう簡単ではない歴史や、それに基づく感情があるのだろう。サモア独立国はラグビーの国なのだから、試合が終われば、みんな飲み友達。もはや国境なんて関係ないのかもしれない。人々が勝手に仲良くなれば国境なんて消えてなくなる。「戦争なんてやめて、サッカーで決着付けようぜ」と誰かが言っていたような気がするけど、そんな世界が来たら最高だ。３１点取られても、１点返せば大成功。後は、ビール片手に踊れば良い。これこそが楽園だ。
ところで、オーストラリア代表相手に３１対０って、とんでもない失点だけど、ワールドカップの予選とは言え、これを組んだ協会に喝という事でしょうか。これを機に予備予選が導入されたので、もはやアメリカンサモアがオーストラリアなどのワールドカップ出場経験のある国と対戦することはないだろう。それはそれで寂しいような気もする。くじ運があれば、三苫や富安や遠藤などと対戦できるなんて素晴らし過ぎるのに。しかもホームアンドアウエーだと、国立で試合です。これはWBCでのチェコ代表以上の感動があるだろう。そして、試合前のサモアの儀式を観てみたい。折角だから日本代表も応戦すべきだ。これは盛り上がる。日本代表にはあのガッツが必要かもね。
