もしかしたら、自分もスパイかもしれない。両親も兄弟も本当の肉親とは思えない事があるし、これまで積み重ねてきた記憶も矛盾が多いような気がする。今、なぜ、ここに居るのかが分からない。敵と格闘したことも、銃を人に向けたこともないので気が付かなかったけど、意外に出来てしまうかもしれない。
この笑いのセンスって、イギリス的と言えばそんな感じはするけど、役者はアメリカ人だから、それもまた微妙な感じで面白い。笑えるアクションシーンというのも新ジャンルかもしれない。小説の中の主人公も１００％決まっている訳ではなく、どこか田舎クサイ。主演のブライス・ダラス・ハワードは最後まで近所のオバチャンだった。「ヴィレッジ」の頃が懐かしい。
