冒頭のキッド⁉︎かーらーのー!という展開でもう燃える。
そしてそのアツさのまま、コナンがルパンを(しかもルパン一期の!)ルパンがコナンを紹介する。なんなんだこのファンサービスは!ヒャッホー!とまあこんなテンションで始まる。
前作のTVスペシャル同様、互いのファンが楽しめるということに主眼を置いている。そのため、今まで交わることがなかったキャラ同士の掛け合いが楽しくてたまらない。
コナンと次元のニセ親子は前作と同じく。少年探偵団と五右衛門。ルパンが初恋の人となっていた佐藤刑事と銭形。灰原と不二子の大人談義。どれもこれも楽しい。
TVスペシャルでお互いは知り合っているので今回はコナンから積極的にルパン達を捕まえようとする。持ち前の推理力と判断力で動く。流石のルパンも計画の引っ掻き具合にガキンチョめ!と言うがやはりルパンの方が一枚上手か。
世界観はルパンがルパン一味しか随時登場するキャラがいないためコナンの世界観に合わせているけれども、犯人に対する対応がコナンとルパンできっちり対照的になっていて好感が持てる。ルパンがちゃんといい奴だけじゃなくなってるし、次元、不二子もお子様寄りには全くなっていないので安心。
好きなシーンは米花ベルツリータワー(スカイツリー)でのコナンと次元の息の合いっぷりがキャッホー!という感じ。
残念なのはTVスペシャルの続編になっていること。続編は続編なんだけれども、TVスペシャルの話を知っていないと真相が非常に分かりにくくなっている。この作品2013年だしTVスペシャルが2009年だから見てて、あー、うん、んー?ってなった。
お祭り感は良かったな。2020年の冗談、ホントになればいいのに笑