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もらとりあむタマ子のJINのレビュー・感想・評価

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)
3.0
前田敦子の「素」に見えすぎる演技が素晴らしい。
そしてまた康すおんのほんまの父親みたいに味のある演技がよかった。
大学まで行ってその後ニートになったとしたら、こんな感じもあるかもなあ?っていう雰囲気はあった。
悲愴感よりもひたすらグータラな感じで。
印象的な言葉は「いつやるの?今でしょ!」の真逆を行く「今ではない!」(笑)
このケツの重さが諸悪の根源だろうと客観的に匂わせてくれる(笑)
とは言え、こののび太並のグータラ女が憎めなかったのは、父親から娘へ無器用な愛情が注がれてるのが垣間見えたのが大きい。
娘としての「甘え」の形をいろいろと感じさせられた。
ニートである以上、自立への葛藤も無い方が不思議で「今の自分は本当の自分じゃない」と思い込むイタさもよく出てたと思う。
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