てつこてつ

インターンシップのてつこてつのレビュー・感想・評価

インターンシップ(2013年製作の映画)
3.3
Google社全面協力の下、制作実現したコメディ作品。

ヴィンス・ボーンが主演の他に脚本にも参加しているだけあって、良くも悪くも彼の持ち味である独特のドタバタ感やジョークのセンスは好き嫌いが分かれるところ。セス・ローゲンやアダム・サンドラーの笑いとは明らかに違う。

登場キャラの中で、ヴィンス・ボーンとオーウェン・ウィルソン以外の人物たちのキャラ設定が余りにもステレオタイプで薄いし、個人的には、映画「フラッシュダンス」など80年代のヒット作品を主人公が例えに使い回す下りは若干クドく感じたなあ。

いくらコメディと云えど、余りにも全ての物事が都合良く進み過ぎ。パソコンのプログラム言語なんて、インターン期間中の教習でそんなに簡単にマスターできないだろうに。

それでも、余りにも有名な二階から一階に繋がっている滑り台や(友人がGoogle本社を訪問した際、実際に滑り台から降りてくる社員を何人も目撃したそうな)、昼寝用のカプセル型ソファ、敷地内を走る全自動自動車といった遊び心満載のGoogle本社を画面に登場させ、作品全体を通して、Google社の自由で多様性ある発想を求める・・というカンパニーメッセージはハッキリと伝わっていて、企業広報とハリウッドの映画産業が見事に連携してGoogle社のブランドイメージアップに大成功している。

ゴールデン・ブリッジを眼下に見下ろすロケーション撮影は印象的だったけど、サンフランシスコにあんな場所あったけな?

あとインターン期間の教習に、さすがにあんなホウキに跨がった競技なんかは存在しないだろうなw
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