人生の無駄遣い

恐怖ノ黒洋館の人生の無駄遣いのレビュー・感想・評価

恐怖ノ黒洋館(2012年製作の映画)
2.1
恐怖よりも睡魔がやってくる
頭の中が水羊羹になりそうな映画。

本作のあらすじは

幼い頃に疎遠になった
カルト宗教にハマった母が死んだので
お屋敷を相続することになった
骨董品ブローカーの主人公。

いざ屋敷に着いてみると
主人公が売った骨董品が集められていて
キッショイ内装になっていた。

ぶっちゃけドン引きだけれど
仕方がないので屋内探索を続けると
幼い頃の記憶が沸々と蘇ったり
母のカルト臭がキツかったりして
主人公のメンタルがヘラってしまう…。

数々のキッショイ骨董品と
母のキッツイ宗教の残り香の中で
主人公が目にする恐怖とは!?


よくあるオカルト系ホラーから
ビックリ要素とホラー要素を抜いた
味のない寒天みたいな作品でした。

まず驚くのは
本作の画面に登場する人物は
主人公1人だけとなっております。
あとは声だけの出演だったり
セリフなしで立ってたりするだけの
超!低予算です。

次にホラー要素ですが
雰囲気に全振りしてるので
幽霊とかが積極的に出てくるとかは
一切ありません。

例を挙げると、彫刻の目が動いた!とか
そのレベルです。
なお、主人公は精神病なので
見間違いの可能性すらあります。

雰囲気に全振りと言いましたが
骨董品とかカルトが怖いのではなくて
それらが統一性なく部屋に乱雑に置かれてる
不快感なので恐怖とは別感情です。

ストーリーとしても結局
洋館に恐ろしい秘密があったり…
カルト宗教の恐ろしい儀式があったり…
母の恐ろしい呪いの怨嗟があったり…
…することもなく

精神弱々な主人公がキモい実家に帰省して
マジで無害な母の幽霊にビビって
おセンチメンタルになるだけの話を
80分観せられる
超絶退屈なホームビデオです。

コレに恐怖を覚えるくらいなら
“トイザらス”ですら怖いと思える
非常に残念な作品でした。




※ここからはレビューとは関係ない
自分語りです。

前回のレビューから約8ヶ月の失踪。
その間、アプリを一切起動せず
フォロワーの皆様のレビューも見ずに
いいね&コメントしなかったことを
お詫び申し上げます。

…はい、ぶっちゃけ病んでいました。
メンタルがヘラっていました。

コロナによる部署異動、
部屋を埋め尽くす程のクソ映画の在庫、
隣人の外国人との深夜の騒音バトル
向かいの窓全開の夜泣き&ヒステリック育児
(窓を閉めてくれれば良かったのに…)

心が折れちゃいました。


そして…


家、買っちゃいました。
ストレスの根元のアパートに中指を立てて
閑静な住宅地の一戸建てに引っ越しました。

会社へ生涯奴隷宣言をして
靴をペロペロお舐めして
ついに一家の主人へとジョブチェンジです

途中、またしても部署異動や
銀行に融資を断られて病みましたが
どうにか安定した生活を送れるようになり
フィルマを再開する運びになりました。

今後は、不定期ながら
映画レビューをしたり皆様のレビューを
拝見させていただければと思います。

相変わらずの、ぼっちなのに
家を買って借金生活をスタートする!
これが私の

“ぼっち・ざ・ろっく!”
人生の無駄遣い

人生の無駄遣い