人生の無駄遣い

メイド 冥土の人生の無駄遣いのレビュー・感想・評価

メイド 冥土(2005年製作の映画)
3.3
メイドが冥土の霊に襲われる
メイドinシンガポールな作品。


あらすじは
フィリピンからシンガポールへと
出稼ぎにやってきた主人公は
メイドとして雇われて
とある夫婦のお家にやってきた。

優しく接してくれる夫婦と
頭がアレな息子さんとの共同生活が始まると
ある日、些細なことで奥様に叱られてしまう

それは、シンガポールで旧暦の7月に
行われている“鬼節”という
地獄から餓鬼が戻ってくる祭りの
タブーを侵してしまったのだった…。

それから主人公の周りでは
次々と恐ろしい出来事が起こるようになる。
果たして主人公が迎える結末とは?


シンガポールの伝統文化である
“ハングリーゴースト”を題材にした作品。
※日本で言うお盆です。

フィリピンから来た主人公は
そんな文化知らないので
(フィリピンはハロウィン文化だそうです)
タブーをチョイチョイ破っては
奥様に叱られたり霊を見たりします。

奥様もキレるのは分かるけれど
最初から指示指導をしない辺り

聞いたら
「なんでそんなことも知らないの」とか
聞かなかったら
「なんで聞かないで勝手なことするの」的な

クッソうぜぇタイプの上司だと思います。


それはさておき、映画の内容ですが
仏教圏の作品だけあって
非常に馴染みやすいです。

話の展開は結構ベタですが
映像の古さが相まってむしろ
好感触でした。
また、ホラー演出も
幽霊がカジュアルに絡んできたりするので
飽きずに観賞できます。

どちらかと言えば胸糞系ホラーですが
ラストに救いがある分
視聴後はさっぱりとした気分になれるので
タイトルの出落ち感の割には
楽しめる作品となっております。
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