前作ほどの疾走感やお祭り感は今作はそれほど感じず。面白かったのは前作より出番が多めになったキャップの盾を使ったアクションとハルクvsハルクバスターぐらいで、それ以外はあまり盛り上がらなかった。ヒーロー同士の内輪揉めにはやや食傷気味。
ウルトロンは敵としては素晴らしく、キャラ造形も魅力的ではあるが、いうほどの驚異には感じなかったのが痛い。自己強化と成長を繰り返していくのは面白いのだが、その面白さが上手く伝わっていないように感じてしまった。
トニーのやらかしに関しては設定を考えれば業の深い話ではあるのだが、あれでは感情移入はしにくいだろう。今作は特に情報量が多く、詰め込み過ぎたように思う。結構人を選ぶ本作ではあるが、それでも期待感は残っているので次作に期待。