茶一郎

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンの茶一郎のレビュー・感想・評価

4.2
『アベンジャーズ・サーガ一つの終着点』

 驚きの交通整理力。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の広がりすぎた風呂敷を綺麗に畳きるどころか、よりキャラクター設計を深め新しいキャラクターまで追加してしまった。ジョス・ウェドン、恐ろしい子…
『日本よ、これが漫画原作映画だ!』の煽りは間違っていなかった。(高橋ヨシキ氏の)

 *まず本作は前作「アベンジャーズ」とは異なり、MCU作品を見ていることが前提になっているように感じました。具体的には、前作「アベンジャーズ」はもちろん。「キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー」「アイアンマン3」まででしょうか、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とも繋がっています。

 冒頭のワンカットアクションシーンから『え!?前作と同じ!?え!?前作、超えてない!?』と思考が追いつかなくなったのですが。あくまでも人命救助をベースにしている点。ハルクバスターと高感度は上がり。
加えて後半、ヘリキャリアが出てきたときには『キャラクターのみならず、ガジェットにまで見せ場を作るのか…』と頭がクラクラしてしまいました。

 しかし、MCU作品。ケネス・ブラナー、マーク・ウェブ、ジェームズ・ガン、そして10月公開の「ファンタスティック・フォー」にはジョシュ・トランクという製作側の余裕っぷり。作家達のカンバスというのもうなずけます。もしかしてマーベルスタジオ、本当にスゴい所まで行ってしまうのではないかと変な焦りが湧きました。

ぜひ、リアルタイムでアベンジャーズサーガを追ってみてはいかかでしょうか。
茶一郎

茶一郎