群青

好きっていいなよ。の群青のレビュー・感想・評価

好きっていいなよ。(2014年製作の映画)
2.0
このキスであたしの世界は変わる。


まずはあらすじをば。

橘めい(川口春奈)は誰とも友達を作らず高校生活を送っていた。そんな中、高校一のイケメン黒沢大和(福士蒼汰)にひょんなことから回し蹴りをしてしまう。大和はその姿に惚れ込み、彼女にアプローチをする。


こういう作品を見始めた時に思った展開の早さがこれでは一番気になりました。そしてこの作品は

最速のキス!
最速の付き合い!
最速の試練勃発!
最速の事件解決!笑

とまあ、どれもこれもスピーディです笑

特に事件勃発から解決までのスピードが異常に早い。
今まで見た女の子たちとカレたちはボタンのかけ違いとか、カレ側のデリカシーのない発言によって喧嘩になったりとかで結構険悪な仲になってしまっていましたが、この作品のめいと大和はそんなにキツイ言葉を言うことない。
そして喧嘩の原因になる事態、例えば異性と遊んじゃったとかがなく、誘われたら断る。さらに断ったことをしっかり相手に報告する。
◯◯あったけどちゃんと断ったからとか、◯◯ってことがあったけどそれにはかくかくしかじかで理由があって、君が思っているのは誤解なんだ、とちゃんと言う。


この2人…デキるッ!笑


なのでさして試練という試練もなく2人のイチャイチャが見れます。ライバルの女の子もあっさりめいが論破していつの間にか親友になってます。早すぎ!笑

しかもめいと大和のイチャイチャ具合、結構すごい!


特に大和はめいにぞっこんで、
と!に!か!く!

キスをしまくる!!!笑

序盤の友達のキス→チュー

気になる人へのキス→チュー

もっと一緒にいたい人へのキス→チュー


とか言っちゃってこれはもう爆笑モンです。ここは大笑いのシーンですので是非堪能下さい。

しかもキスって言いません。チューって言います。

あの、福士蒼汰が本気チュー(物理)しちゃうぞ♡って言います。

おい、
チューじゃなくて

キスって言いなよ。

と思ったのは僕ではないはずっ!笑



俳優では今作は川口春奈さん。最初は敬語じゃなくて結構いかつい口調で合ってないなーと思ってましたがまあでもかわいいです笑
ですが役柄似合わないのと、今までの本田翼さんや小松菜奈さんにに比べると微妙でした。

福士蒼汰くんは髪型がなんか変でした。いつものでいいのに。

そうそう!髪型といえば途中から出てくる男ライバル!
出てきた瞬間、チュパカブラ⁉︎チュパカブラが高校の教室にいる!!!と思いました笑
チュパカブラが何か知らない人はググるか、これを見ればわかります。


ストーリーはさっき言った通り、さして葛藤がなく丸く収まった感じです。2人ができた子だったのでコトが大きくならずに済んだからでしょう笑


テーマ的には地味な自分がイケメンな相手でいいのだろうか、務まるのだろうかというもの。しかしこれに関しては一言言いたい。

めいは大和が学校一のイケメンであることやモデルの資質があることに関してかなりの劣等感を抱きます。この前までまともに人と喋れなかった自分がこんな人の隣でいいのか、と悩みます。普通なら頑張って、服装や髪型や態度を変えて、男側があまりの変化に驚く、という定番の流れがあってしかるべきだと思うのです。わかりやすいのはいちご100%の東城です。三つ編みメガネが開放したらどうなるか…よだれが出ますよね笑


しかし!めいにはそれがない!!!ちょっと頑張ってみる!で終わってる!


えー!!!????

てっきりあるかと思って今か今かと待ってたのに結局何もなく終わっちゃったよ〜((((;゚Д゚)))))))


それが一番のツッコミどころでした笑

それ以外はまあ平坦な話で素直に良かったね、と終われます。恋愛映画だけど重いのやだなー、とか福士蒼汰の本気チューが観たい人にはオススメです。
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