心構えのない人にはお勧めできません。すごく落ち込みます。救いもありません。辛すぎて涙も出なかったよ…。
「ブルー・バレンタイン」もそうでしたが、タイトルに「ブルー」がつくものは警戒した方がいい、という教訓ですね。
あるカップルの出会いから、死が二人を分かつまでのストーリー。感動のストーリーなら良いのですが、出会い・結婚・出産と幸福な時代から、だんだん不幸になっていく人生。
誰かが悪いというわけでもなく、二人とも懸命に頑張っているのに…。主人公の二人の気持ちに入っていこうとしましたが、まな娘を白血病で失うという境遇を、しっかりと受けとめるのは、ちょっとつらかった。その後もリアルにストーリーが進んで行って、かなり胸に刺さりました。
幸福な時と不幸な時を往ったり来たり、対比の演出のせいでよけいに不幸を感じる。哀愁のブルーグラス音楽も。
麻薬も安楽死も売春も同性婚も合法とされている文化的・社会的先進国オランダとベルギーの作品。
観るんじゃないよ。
