自分の薬は自分で決める。
カウボーイのロンが突然エイズと余命30日を宣告され、特効薬を求める。症状は良くなる？
ちょっと序盤からは想像出来ないような展開になる。最初は自堕落で不健康そのものだったのに超優秀なビジネスマンになっていくのは最早笑ってしまった。トレーラーハウスの不潔な男に嫌悪感を持って見ていたのに気付いたら応援している。
主演のマシュー・マコノヒー、助演のジャレッド・レトは共に名演と言って良い。マシューの前後半での変わりっぷり、後半のジャレッドの悲痛さ。2人の友情が深まっていく様にもグッと来る。揃ってオスカーとは驚くことではないのかもしれない。
前半は悲壮感あるドキュメンタリーのようで心を掴まれ、後半は困難ありながらも味方も増えてイケイケ。楽しいテーマではないのに全くそうは思わせない。面白い。
役者の力を見せつけられる作品。
