ヨーロッパで流行したゾンビウイルスがアメリカに上陸。主人公達は安全な土地を求めて旅をするが…

タイトルに2とありますが、特に何かの続編ではないそうです。
ややこしいですね。

アサイラムが製作してますが、かなり王道でしっかりした作りで驚きました😲

荒廃した街並み
仲間の死
大量のゾンビとの対決
など、ゾンビ映画の基本をしっかり押さえていたので、ゾンビ映画好きからゾンビ映画初心者まで幅広くオススメ出来ます。

ゾンビになった犬やトラも出てくるので、モンスター映画好きも案外楽しめるのでは🐶🐅

割とオススメなゾンビ映画です🧟‍♂️

• #ゾンビ

これって、タイトルが「2」になってるのだが、いったい何の映画の続編なのか…？？

中身は一見普通のゾンビ映画と思いきや、そこはアサイラム、やはりいつものツッコミ映画でした。オープニングで「EMP爆弾により全ての電子機器が破壊」と、わざわざ説明があるのに車が普通に走ってる辺りは抜かりが無いなと。

ラストを締めくくる虎ゾンビのCGに吹いた 笑

VM2ウィルスによってゾンビの巣窟と化したアメリカ。ラモナ達生存者グループは避難所があるというカタリナ島を目指すが…というストーリー。
ゾンビに支配された地球を舞台に、安全圏を目指す生存者の戦いを描いたアサイラム製のゾンビ映画です。
ゾンビ集団に襲われている所をヘンリー達のグループに助けられたラモナたち。彼らは共にゾンビ達と戦いながら生存者達の避難所があるというカタリナ島を目指していく、という内容です。
タイトルには「2」とありますが、POVゾンビ映画である「エスケイプ・フロム・リビングデッド」、その続編の「ゾンビ・クロニクル」とは関係のないアサイラム社製作のTVMです。21世紀になってもこういう商売無くならない所に何か妙な嬉しさを感じてしまいます(笑)
ストーリーはあって無い様なもので、只管ゾンビと戦ったりやり過ごしたり、仲間が増えたり死んだりしながら安全な島を目指すという物です。なので話の意外性とかはなく単調に感じられる所あるかも。ですが、ゾンビ映画定番の籠城戦がなくて、常に主人公達が移動し続けてゾンビ達と戦っているので常に事態が動いてアクションも満載なのでダレる事無く最後まで見れました。
登場人物のキャラはそれなりに立っていて、武器にも個性を持たせている所も面白いです。「ウォーキング・デッド」のミショーンの様な日本刀使いやハンマーを使うキャラ、アーチェリーの弓矢を武器に使うもの等、個性的でゾンビとの戦いも銃で撃っていくだけではないのも面白いです。また途中でチェーンソーや重機関銃等の強い武器を拾うのはゲームっぽいです。
キャラの中では良く喋りまくって、詩人や小説家の言葉引用したり記録をつけてるジュリアンが好きでした。最期のシーンはグッときました。ただ、どうせならジュリアン自身が言ったように囮としてゾンビを引き連れていくアツい最期を見てみたかったですね。リーダー格でハンマー使いのヘンリー役のヴィング・レイムスも味のあるキャラクターを演じていました。この人は大作から低予算ゾンビ物まで幅広く出ますね。ヘンリーとキャシーのやり取りも好きですね。キャシーに好意を持っているのは間違いないけど、島には彼女の夫がいる、という事実を知った上で「夫と会えたら君は幸せだろ？なら俺も幸せだ」という所は男前すぎだろと思いましたよ。額にキスする所も良いですね。登場人物のドラマも必要最低限なんだけど、見てるうちにキャラに愛着が持てるようになってるのは地味にすごいと思う、アサイラムなのに(笑)
また、一体だけならやり過ごしたり、音で引きつけたりとゾンビの工夫してます。何かキャラと言い、この戦法と言い、ゲームの「Left4Dead」っぽいんですよね。後、こういうゾンビアポカリプスになったら自転車は移動手段として有効だと思ったら、「武器をすぐに取り出せない」とか結構もっともなデメリット言われるし、徒歩が有効なんだなと意外と説得力ありましたね。
また、ゾンビもノロノロだけでなくランナーと呼ばれる走るタイプや「ゲームの「デッドアイランド」のサグみたいなマッチョなタイプ等多彩です。ゾンビ犬が登場するのもゲーム的で面白いです。待ち伏せしたり、一人のゾンビが仲間を呼び寄せてきたりと中々の頭脳プレーを見せてくれます。
ラスボスとしてゾンビ○○○が登場するのもバイオハザードみたいで面白いです。CGはアレですが、こういうラスボス枠用意してる所もゲームみたいで面白かったですね。
お食事シーンはありませんが、ゾンビメイクはそれなりでした。
ゾンビを倒す際の部位破壊等が安いCGなのは残念ですね。特にラスボスのCGは「やっちまったなぁ」レベルです。
エンディングも希望が持てる余韻あるもので良かったですね。
今作がアサイラムが手掛けた「Zネーション」の基になっていたとシーズン1のメイキングで知りました。
お話は単調ですが、ゾンビ物のツボを押さえていて最後まで飽きずに見れました。ゾンビ物としては良作の部類だと思います。