なんじゃこの邦題は…

アフリカ大陸でゾンビが大量に発生。
米軍の軍用機で大陸から脱出を図った主人公一行だったが、機内で感染者が現れ混乱。さらにガス欠で海へ墜落してしまう。
もう1人の主人公は、西アフリカ軍の兵士。彼は故郷の村へ家族の安否を見にきたが絶望的な様子。しかしどうやら息子は生き残っているよう。
出会った2人の主人公は、アフリカ大陸から脱出することができるのか。
息子を救出することができるのか。

ケーブルテレビの番組表で本作の名前を見つけたとき、1970年代の隠れたゾンビ作品かなと思って録画していたのだけれど、結構近年の作品だった。

白人エンジニアと現地の黒人兵士がタッグを組んで、探りを入れて行く。
が、何故か2人1組で捜索すればいいものを1人ずつバラバラにわざわざ怖い思いをしよります。
ゾンビは色んなところにポツポツと存在し、ゆらゆら歩いて近寄ってきます。
見晴らしのいいところへ行けばいいのに、死角へ逃げようとする主人公。

ツッコミどころは数あれど、冗長なところはあるけれど、思っていたよりも真っ当なゾンビ映画で楽しめました。

FOXムービー2018/7/8。

B級なタイトルに騙されてはいけない。
広大なアフリカの大地を舞台にしたゾンビ映画。
アフリカ大陸でゾンビパンデミックが拡大する中、軍用貨物線の墜落から生き延びた一人の米軍兵士が、息子を探す現地の黒人兵士と一緒に安全な米軍基地を目指すロードムービー。

"走らない""ゾンビに噛まれたら感染する""頭を潰すと行動を止める"など、ゾンビ映画のパイオニア、ジョージロメロのゾンビの特徴を色濃く受け継いだ、低予算ながらもゾンビ映画の基本を貫いた作風が見どころの良作だ。

ブードゥの発祥地アフリカの大自然にゾンビものを足す着眼点が素晴らしい。
ゾンビ映画というと、大抵は建物内や市街地など、人工物を主軸に話が繰り広げられることが多いが、本作のゾンビは自然とほぼ一体。野生動物に似た新たな自然災害という立ち位置。
生きた肉を求めて彷徨う従来のスタイルはそのままに、人の気配を察知するとどこからともなく現れては襲いかかってくるという、自然と同化したゾンビの姿には違和感が全くなく、逆にこれが本来の姿だと思えるほど。
そしてそのゾンビの動きが超遅い。
ノロノロと近付いてくるので最初は余裕かと思えるが、モタモタしているとあれよあれよと増えてくるので常に逃げ続ける必要がある。
この優雅な大自然と生ける屍を融合した独特な世界観が、ゾンビ映画特有の終末感に上手く噛み合っており、『ナイトオブザリビングデッド』から描かれてきた"人の本性"を原始の世界から余すところなく映し出している。
また、収拾が付かなくなると現地の人々を置いて一目散に撤退する米軍を描くことにより、先進国から搾取されるアフリカという社会風刺的なメッセージも取り入れている。

一番好きなシーンは、最序盤の飛行機が墜落する場面から村襲撃のシーケンスへと繋がる瞬間。
話のテンポはスローかつ、派手な演出も控えめだが、疫病感染のリアリティを追求した硬派な作り。
下手な小細工は抜きのストロングスタイルなゾンビ映画だ。

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『アフリカ兵士と米兵士のバディ系🚌』
そして歩きはロメロゾンビより遅い🧟‍♂️
ソロ〜っと来るのが逆に怖い104分😱
アフリカの街頭なき暗闇で音もなく近づく恐怖の演出は上手い👍ゾンビ世界でアフリカのガチ荒野大陸で男2人のロードムービーは中々のアイデアで良かった👍しかもこの観る気しないB級ジャケ写なのに、キチンと脚本があり感動もある😭シーン演出が上手くはないのは大目に見ましょう😁
【簡単STORY】
ゾンビ化した死者が歩き出してから数週間後のアフリカ大陸。駐留アメリカ軍は撤退し、エンジニアであるブライアン・マーフィー中尉も最後の撤退機に乗っていたが機内で乗客がゾンビ化。飛行機は暗黒の地を離れることなく墜落してしまう。同じ頃、ある村ではゾンビ・アウトブレイクが発生。村の出身者でアフリカ軍の兵士デンベレが不在の中、家族が次々と死者の餌食となってしまうが、彼の息子だけが奇跡的に生き残る。一方、墜落事故から海辺で何人かは生き残るが全員やられてしまい、唯一の生存はブライアンのみ。愛する家族が暮らすアメリカへ帰国するために、米軍基地を目指す。しかし、それには広大なサハラ砂漠を横断しなければならない。その途中、ブライアンは息子を捜すデンベレと偶然出会い、二人は協力してゾンビ大陸と化したアフリカからの脱出を試みるが…。