フォロ友さんにおすすめしていただいて知った作品。
全然知らなかったどころか、観相学っていうのが実際にあることすら知りませんでした。人の人相ってたしかにその人の人となりは表れますし、その人がどんな経験をしてきたとか、どんな思いを抱えているとか、その時々で変わるものだと思いますが、それだけで過去だけでなく未来にするであろう行いまで見抜いてしまうという着眼点がとても面白いと感じました。
主演はソン・ガンホ。そして謀反を企てる者としてイ・ジョンジェ。この2人は個人的に好きな役者ですし、イ・ジョンソクとかも出てたりするので役者陣は充実してます。
特にイ・ジョンジェの悪役キャラは映えますね。演技力はもちろんのこと、本作の特性として顔の解説が入りますが、たしかに悪役がハマってるんですよね。まさに狼。抜群の存在感でした。
まあ宮廷物でほどよくゆるい感じもあり、設定も少し特殊で、それなりのミステリーもある。文句なしに万人が楽しめる作品だったと思います。
思うのですが、やはり個人的にはラストの展開は衝撃的でしたね。この手の作品の持ってき方として、ああいうオチのつけ方するんかい!ってのは思わず絶句してしまうほどでした。単純な勧善懲悪とはいかず、それでも尚あの観相師は偉大であったことを感じされるラストは秀逸だったと思います。