群青

イコライザーの群青のレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
3.4
初鑑賞の2のために復習。


この手のジャンル、舐めてた相手が殺人マシーンでしたの中でも良作になります。
なんといってもデンゼル・ワシントンが演じていることがポイントだろう。
今作以前にもトレーニング・デイやマイ・ボディガードで切れたらヤバいやつというキャラクターを演じておりこれ以上ないハマり具合。
リアルでもフィクションでも、頭が良くて冷静に見える奴ほど怒ると怖いのだ笑

この手のジャンルでは2時間越えと長いが、それは彼のキャラクターを描くために用意された尺があるからだ。
彼が朝起きて仕事場でどのような仕事ぶりなのか、職場の同僚との距離感はどうなのか、夜に家で寝付けず何をするか。
彼が何を思って平凡な1日を過ごすかを丁寧に描いている。

夜に寝られないというのがポイントだ。
彼が1人で住んでいるのは理由があるが、彼は寝たい。しかし寝れない。
そのあと何があってぐっすり寝られるかを観て欲しい。あ、やっぱこの人元々はおかしい人なんだと気づくからくりだ笑

コレがしっかりあれば、いざ敵に挑発された時にやったれー!と感情移入出来る。

しかも主人公は必ず一度相手にチャンスを与える。お前がしっかりすればここで手を打とう。だからお願いだ、と言う。
敵は当然、何を言ってるんだぁこいつは、帰れ帰れ!という反応。
コレを挟むとさらにやってしまえ!感が強まる笑

鑑賞している側は主人公がヤバいやつというのを分かっているので安心して観れる笑

一旦コトが起きてしまえばいそこからの仕事はとても早い。
彼の持っているスキルをふんだんに使って敵を追い詰めていく。
単なる殺しではない。仕事として淡々と進めていく。
大切なのは銃を使わないこと。銃以外で仕事をするというのがカッコいい。
ラストバトルはホームセンターだし。

敵も敵でしっかりやべえやつを用意している。
特にメインの敵が風呂に入るシーンでしっこりやべえやつを描写する。
しかし相手が悪かった笑

2時間と長く感じるかもしれないがスカッと出来る。
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