きむきむ

ジュラシック・ワールドのきむきむのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
4.0
待ってました〜!

日本以外の全世界で熱狂してたみたいで、早く観たかったんですよ!

今回は書きたい事がクライマックスに集中しているので、まず一言だけ言います!
「ジュラシックパーク」シリーズが好きな人なら絶対楽しめます!


設定とか始まり方とかはまぁいつも通りと言っちゃいつも通りなんですが、長い年月が経ってブラッシュアップされた印象です。
SF好きなのでゲノム操作によるハイブリッド種とかほんと気になっちゃいます。
まぁ予告編でもわかる通りこのハイブリッド種が問題になる訳ですが…
擬態?体温調整?高知能?強い!強過ぎるぞ〜!何の遺伝子を混ぜたらこんな凄い種が出来るんだ〜!と考えていると、どんどん裏の事情が明らかになっていきます。
って大体は人間のエゴ過ぎる都合なんですよね。
夢の希望のテーマパークの裏では売上や存続問題はもちろん、軍事転用等様々なしがらみに囚われる人間達…

そんな小さいところを見せつけられた後に恐竜達の迫力ですよ!改めて自然の広大さの前では人間は無力であるなと思い知らされました。(パークの恐竜達も厳密には自然では無いですが…)
そしてやはり人間による制御が効かないものを創造する事は、大きな危険伴なう事に繋がってしまうんですよね。制御出来ないのであれば、それはつまり自然と同じで、恐竜による事故は災害とも言えます。その為パークを運営するに当たって万全な安全対策など無いのでは無いでしょうか。その引き金を人間が自ら作り出している訳ですが、パークとしてスリルを生みださなければいけない以上、どうしても完璧には出来ないですよね。

そこで大事になってくるのが、異種間の意思の疎通でした。登場人物のオーウェンは飼育しているラプトルを展示物としてではなく、あくまで同じ場所で時を共有する仲間として扱っている印象でした。恐竜を使役しようとするのではなく、互いに尊敬し合う事で共存していく事を目指しているようでした。
そのたゆみない努力が、ひいてはクライマックスを突き抜ける要素となります。
ネタバレは避けますが、ラストは最小限のセリフ量になっています。まさに言葉の要らない意思の疎通の数々。言葉は人間にか通じませんが、恐竜同士、人間対恐竜であっても、様々な方法で他の種との意思の疎通は出来る訳です。それぞれがどう感じて、どう考えて、どう動いたのか、そんな事を考えながら観ていました。

ラストは「うおおおおお!」の連続だと思います。
是非大きなスクリーンと最高の音響で観て欲しい作品です!
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