世界がピクセルになる⁉︎
こういうのハリウッドは大好きそうで結構やりますが、毎度ちゃんとしたクオリティを維持してくれますよね。
今回の『ピクセル』もその例に漏れず、大変満足いった作品でした。
まず一番大事な「レトロゲームのキャラクターが襲ってくる」という設定もゴリ押しする訳では無く、しっかりとした原因があって存在していて"キャラクターそのものでは無い"という所に好感が持てます。
そんなこんなでややパニック的にストーリーが進んでいくのですが、その流れの中で「昔のゲームらしさ」と「今のゲームらしさ」の対比も組み込まれています。
敵は人類よりも遥かに優れているのですが、あくまでもレトロゲームのキャラクターな訳です。
ですからそこに付け入る隙があって、定石(劇中ではパターンと呼んでいた)がある訳です。
しかし後半、とある原因によりレトロゲームらしさを逸脱した戦いを強いられる事になります。
そこで出てくるのが「今のゲームらしさ」であるロールプレイング要素です。プレイヤーは思いっきり主人公になりきる事で、展開を引き寄せる。人はこれを主人公補正という訳ですが、その流れも非常に綺麗で納得のいく結末でした。
私はゲームセンターでこれらのゲームをプレイしていない世代ですが、上記した通り新旧のゲームに対するあくまでポジティブな面を観られる良い作品だと思います。
親の世代にも観て欲しいと思いました。
スコアについては本当に迷いました（笑）もっと高い点数にもしたいのですが、なんか無理して勢いで付けてる感じが自分でして… と葛藤を繰り返しこの点数に。
この点数ですけど本当に満足出来た作品です！
