茶一郎

ジュラシック・ワールドの茶一郎のレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
4.2
『オイシイとこ取りアップデート』


 遅ればせながらIMAX3Dで鑑賞。3Dと相性がいい映画!
印象は、古くても使える参考書を完璧に隅から隅まで覚えたら、テストで良い点数が取れた!といった具合です。

 
 各シーンのディティールを語っているとキリがないのですが、特筆すべきは3Dのレイヤー効果かな、と思います。
『恐竜』| 『ガラス』 | 『画面』| 『観客』
というように境が強調されることで、より観客がガラスを隔てて恐竜を見ている感が増す。
結果として、『遊園地に遊びに行っている』ような体験ができると思いました。ライド性は高い3D、もちろんIMAX3Dで見るべき、体験すべき映画かと思います。

リアルタイムで、劇場で、3Dで見られたことをきっと誇れます。DVDじゃダメだ!


 恐竜萌えはシリーズ通り、一作目「ジュラシック・パーク」のリメイクさながらのストーリー構造で、ラプトル、T-レックス、そしてオイシイとこ取りをするのは新参モササウルスです。

 監督は大抜擢コリン・トレボロウ(SW新三部作のラストの監督にも決定)ヒロインと主人公
『一緒にいよう』『生きるために』
なんて同監督デビュー作の「彼女はパートタイムトラベラー」の時に見えた作家として『作りたいもの』がヒョコっと顔を出した気がしましたよ。


 コロコロ回る乗り物楽しそう。
茶一郎

茶一郎