すぽんてぃにあす

ダブリンの時計職人のすぽんてぃにあすのレビュー・感想・評価

ダブリンの時計職人(2011年製作の映画)
3.8
ロンドンで職を失った元時計職人のフレッド。
故郷ダブリンに戻るも、仕事も住む場所も定まらず、凍てつく海沿いの駐車場で車中生活を送るようになった。

雰囲気はとても良い作品でした。
テーマは若干重く、不安な気持ちが見ているこちらに伝わってしまいそう。
終始暗い話というわけでもなく、そんな境遇の中での人との出会いから、様々な色合いを感じることができる作品となっています。

この映画のために監督はホームレスに取材を重ね続けたそうです。
深刻な財政危機に喘ぐアイルランドの今を反映した作品。