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ルパン三世VS名探偵コナンの群青のレビュー・感想・評価

ルパン三世VS名探偵コナン(2009年製作の映画)
3.3
ルパン三世が好きな人。名探偵コナンが好きな人。どちらも好きな人。どれでも楽しめる。
僕は三つ目です笑
終始ニヤニヤが止まらない、まさにたのしぃぃぃぃ!な作品だ。


とにかく両方のファンサービスが欠かされていないことが評価のポイントですな!
とにかくただコラボするのではなく両方が両方とのかけあいがあること。そしてお互いをリスペクトしているのが良い。
不二子が敵をまく時、丁寧に敵の雑魚さを説明する。本気じゃない事を示しておいて後にコナンが追いかけると、女を本気にさせちゃいけないわと不二子に言わせるコナン。
コナンと次元のパパと息子関係。次元も狼狽するコナン。そのコナンがちょっとビビるルパンの奔放さ。
コナンの麻酔針が効かない化け物の銭形笑 小五郎に化けたルパンがコナンの推理にノリノリで乗っかってかき回す。コナンでも全くコントロール出来ないルパン。
この時は声優的にも楽しい。
小五郎に変装しているルパン、つまりルパンのニュアンスで喋る神谷明さん。すごすぎでしょ!

これ以外にも楽しいところがたくさんある。

コラボなのである程度キャラが大げさになってるのも逆に好きだ。次元に可愛げがあったり蘭がちょっと暴走気味な所とか。
特にドレス姿の自分に見惚れて妄想する蘭が可愛い。新一王子を妄想してて。メルヘンなんだよねぇ笑
ほおほお。ヴェスパニア王女の方が蘭より胸があるんだね。グヘヘ。


残念なのはまあクロスオーバーというかコラボ企画の宿命というか、敵の魅力が薄い。仕方ないか。
それよりもカリオストロを思わせるようなものがある所。いつまでカリオストロを引っ張るんだよ。もういいじゃないか、カリオストロはカリオストロで。個人的な所だけどね。

それ以外はかねがね良好。楽しかった。
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