ダニエル・グレイグの007、四作目を鑑賞。
冒頭のつかみは、今回はヘリアクション。
大勢の群衆の集まるお祭り会場の上空でバトるものだから、もうヒヤヒヤもの。
アクションシーンの新しいスリル感だなあと感心。
本作では、黒幕との過去のつながりが明かされるわけだが・・・
ボンド自身が、それを覚えているのかどうなのか、言われたところで「あっそ」ぐらいのリアクションしかないもんだから、観ているこっちも何だかよく解らなくなってしまう。
恨みだ復讐だの、なにかしら盛り上がってくれないと、言ったほう(黒幕側)も肩透かし食った状況になっちゃうっしょ。。
なんというか、物語の核心どころで、自分自身がイマイチ盛り上がらずだったので、ストーリー全体が締まりのない印象に。
あと、最後の方で急に「私はここまでよ」って、マドレーヌちゃん、そりゃないよ。
もうその瞬間、ボンドを危機に陥れるエサになるんちゃうの、ってオチが見えてしまうがな。
結局、一番印象に残ったのが、前作でいい味出してたQちゃん。
彼がいなければボンドは何度も死んでたし、黒幕の思惑通りになっていたはず。
Qちゃんが、一番の功労者で間違いなし。