群青

ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービーの群青のレビュー・感想・評価

2.6
マダガスカルからのスピンオフ!

キュートを強さに!ギャップで笑わす!

やつらはペンギンズ!


マダガスカルのメインではない脇役たちだったペンギン4羽が主役の作品です。

個人的にはマダガスカル1、2で吹き替えしていた芸人がツボだったけれども、アレな事情で3ではプロの声優になりそちらを準拠にしています。

まあ普通に楽しい!
彼らの持ち味である、ペンギンらしからぬ、いやアニマルらしからぬ頭の良さと、その割にはスケールが大きいような小さいようなよくわからんバランスがなんとも言えない笑いを醸し出しています。

それは冒頭から発揮されます。
彼らの妙な頭の良さは仲間たちと暮らしていた頃からあった、というところから始まります。

おまえらは並んでどこに行ってるんだ⁉︎
わかんないよ、でもとにかく進むんだよ。

他のペンギンたちはペンギンらしくしていれば何不自由ないと思っています。
しかし隊長、コワルスキー、リコはそこに疑問を感じます。冒険に出ないでどうすんだ!ということで新人(名前です笑)を入れて4羽で冒険に旅立つのでした。


個人的にすごいと思ったのは長回し!
まさかCGアニメーションで長回しを観れるとは思わず!多分他の作品でも長回しは使ってきたのかもしれない。気付いていないだけで。しかし今作のそれは実写映画のような雰囲気なんです!カメラアングル、揺れ、そして長回しを使うことによりでてくる目まぐるしい状況変化を実写っぽくやってるんですね!
これは楽しい!

やってることはありえねぇ事なんだけれども力技で楽しかったです。


マダガスカルは初期作品こそ動物たちが人間界から抜け出して、というコンセプトだったためありえない描写もありましたが、それでも羽目を外し過ぎずにいました。しかし3でそれが見事に崩れ(動物たちと人間でカーチェイス笑)て、今作ではいよいよ動物が機械を動かし、動物たちによる組織が出てきて、動物が世界征服を企むというわけわからんスケールになりました笑


まあ新人の成長も描けていたし、普通にいいのではないでしょうか。

ちゃっかり、ベネディクト・カンバーバッチとジョン・マルコヴィッチが声で出演しちゃってますし、それが気になる人は是非!
群青

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