しろくま

ベイマックスのしろくまのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
3.8
2021.12.12/049/TV録画
幼い頃に両親を亡くした少年ヒロの面倒を見てくれた兄のタダシも大学の火災で命を落としてしまう。悲しむヒロに寄り添ってくれたのは、兄が作ったロボットのベイマックス。

ヒロが考えた〝マイクロボット〟が凄すぎ。研究室の大学生の発明を上回っていて、嘘でしょって感じで現実味がない。ベイマックスのシステムを簡単に組み替えて運動性能を向上させたり、戦闘ロボットに作り替えたりするところも。ベイマックスを作るのに兄は何十回もテストを重ねているのに…。

戦いの場面も同様。仲間の大学生に注意をしたり指示を出したりしてリーダーのような役割をしている。年齢差がなかったら気にならないが、大学生に対して、その態度はないな。

映画の舞台は“サンフランソウキョウ”という設定で、サンフランシスコと東京が混在したような都市ということだけど、屋上に巨大な招き猫(?)のオブジェがあったり、読めない漢字の看板があったり、東洋を意識した建物を無理に混ぜ込んだりしているから、なんか変。

気になる点を多く上げたが、それを帳消しにするくらい、ベイマックスは、かわいい。自分の体の空気漏れをセロテープを貼って直すシーンは笑った。

もともとは、マーベルコミックの〝ビッグ・ヒーロー・シックス〟のメンバーだったので、アベンジャーズにベイマックスが参戦することもあるかも…。
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