ジョージ・A・ロメロ監督作品
「ゾンビ映画」というジャンルを確立した監督による第2作目のゾンビ映画
本作はバージョンがありすぎてどれを観れば良いかわからないので、とりあえずダリオ・アルジェントを信じてこちらにしてみた
元の作品を知らないのでなんとも言えないですが、異様にテンポ良く進む展開も素晴らしいし、ゾンビ映画の金字塔と言われるのも伊達じゃないくらいに、ちゃんと面白かった
そもそもショッピングモールに立て籠もるなんて設定がわくわくしちゃうし、その閉鎖された空間を上手に使ったアクションなど盛りだくさん
自己主張が強すぎるほどに異空間にいるような近未来的音楽が多用されるのも癖になる
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』とは違って怖いという雰囲気や緊張感が高まるような描写はほとんどなく、明るいトーンのコミカルなシーンも多かったし、何ならコメディに見えなくもない
ゾンビが弱すぎて逆に不憫に思わなくもないし、つっこみどころも安っぽい演出も割とあるけど、それが逆に味になっているのがロメロの良さ
ゾンビよりも人間の愚かさを目立つような視点を残すあたりもさすが
後のゾンビ関連の物全てに、多大な影響を与えているのは一目瞭然
『死霊のえじき』も観なくては
〈 Rotten Tomatoes 🍅94% 🍿90% 〉
〈 IMDb 7.9 / Metascore 71 / Letterboxd 4.0 〉
2021 自宅鑑賞 No.290