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ゴーン・ガールの10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

夫の視点で妻殺し冤罪晴らしミステリー的に始まり,視点がハメた妻側に移り彼女がトラブルに巻き込まれるスリラー調となり,彼女の当初の計画が流動的に変わった挙句,夫の元に戻りコントロールフリークと化す.Femme Fatale ヴァリエーションの範疇だろうが,視点と計画の流動が独特なのは面白い.作風は典型的な 2010年代フィンチャーで,青味がかった暗めの映像やトレント・レズナーのインダストリアル系音楽/サウンドは良く安定,ステレオタイプが強調されたいそうでいない人物たちの芝居がかった演技は悪く安定.失踪のあまりにもすぐ直後に登場する情報提供求めるビルボードや,プチセレブにしては過剰なゴシップ報道などの描写も,意図的演出なのはわかるが不自然で,先述の人物造形と併せそのあたりが素直に楽しめるかどうかが好き嫌いの分かれ目だろう(自分は楽しめなかった
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