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心霊玉手匣 其の四
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『心霊玉手匣 其の四』に投稿された感想・評価

toshi

toshiの感想・評価

4.3
ほん呪シリーズにて長く良作に携わってきた岩澤宏樹さんが監督を務めた今作。シリーズ1から心霊玉手匣 constellationまで5作品あります。
ほん呪制作陣の一人である岩澤さんが監督ですのでシリーズ1からCSで放送が楽しみだったのですが、個人的には意外な出来というか白石監督が手掛けたコワすぎの様な、でも内容は全く異なる心霊モキュメンタリ-作品でした。

主要な登場人物は岩澤監督含め製作スタッフに上園さん、唐澤さん(共に男性)がおり、ある事をきっかけに彼らと心霊現象について解決をしていく女子高校生の霊能力者両角奈緒さん(モロちゃん)とこの4名になります。岩澤監督、上園さん、唐澤さんは本人でモロちゃんこと両角奈緒は役名みたいです。
この4名がシリーズ1から5まで登場し、各回にゲスト的存在で霊能力者が現れるのですが・・・。観ていくうちにコワすぎ同様全てが繋がっていく?という事があるシリーズから分かってきます。そして今作4で岩澤監督はこんな素晴らしい作品も作れるんだという事を想い知ります。
コワすぎが笑いならば玉手匣はどちらかというと泣きでしょうか。今作ラストはしっかりと泣かせていただきました。
でも笑かしてくれる個所もちらほらと・・・。
例えばモロちゃんですが見た目は可愛い女子高生ですが口が悪いです。
岩澤監督達に「てめぇ殺すぞ!」とか平気で言います。で、関西弁の上園さんが大体返えすのですが、「殺されへん。そんな簡単に殺されへん。」と、ごっつのおかんとマー君みたいなコントも見られます。
因みに上園さんと唐澤さんは素人なんでしょうけど、大根ぷりがハンパありませんw
上園さんはコワすぎで言えば工藤D的役回りなんでしょうけど、やはり工藤Dには足元にも及びませんね。

シリーズ5作目の心霊玉手匣 constellationは集大成的内容となっており今作シリーズの霊能力者が勢揃い。そしてシリーズが全て繋がっていく・・・。
本当は心霊玉手匣 constellationにてシリーズ全体のレビューを書きたかったのですが、Filmarksに登録されておりませんでしたので今作4を書かせていただきました。

お時間ある方はこの暑い中一つの涼を今作シリーズで感じてみてはいかがでしょうか。
「この映画はいつか誰かを救うよ」

今まで裏方に回っていた岩澤が、遂に前面に出てきます。

「行く意味なんてねぇだろー!!」
「お前誰だぁ!」

待ってました! 大人しい岩澤なんて岩澤じゃない!

ストーリーも、心霊モキュメンタリーでまさかこんな方向に行くとは。
正直言って怖くない、でもそんなことどうでもいいんです。

決して多くないであろう予算で、出来るだけ新しいモノ、面白いモノを創ってやろう! という熱意が伝わってくる。

チーム玉手匣をもっと観たい! シリーズ続いて欲しい!
岩澤宏樹監督によるホラーモキュメンタリー第四弾。

今回のテーマは「予言」

前評判の良さからそれなりに身構えて鑑賞しましたよ。
どんなもんじゃいと。

やられた…
やられたよこりゃ!
まさかそんな方向に進むとはねえ!!

ええ、傑作と、呼んで差し支えないんじゃないでしょうか!!

世間評価的にも私的にも、コワすぎ!シリーズの最高傑作が四作であるよう、奇しくも本シリーズも四作目にして傑作が出てしまった…

こうして見ると、1.2巻はまだまだ様子見段階だったんでしょう…
3.4が本当に岩澤監督がオリジナルでやりたかったことなんだろうと思います。
恐らく心霊モキュメンタリー史上、今までにないエポックメイキングな作品です。

それは、
『ホラーモキュメンタリー』に
『ノスタルジー青春物』要素を
『劇映画的』に組み込むという試み。
何を言ってるか分からねえと思うが、実際そうなんだから仕方がねえ!
まさかこのジャンルの作品で鑑賞後こんな気持ちにさせられるなんて…岩澤さてはお前ロマンチストだな!?



海辺で記憶喪失で錯乱しているところを発見された投稿者。
ある川を下っている途中で気を失ってしまったという彼は、記憶を取り戻すため、玉手匣スタッフと一緒にもう一度その川を下りたいと依頼する。
しかし、旅の途中でその川が、昔投稿者が自主映画を撮ろうとした時の舞台だったことが明らかになる。
その映画は、主演女優の女の子が撮影中に気が触れてしまった為に
制作が中止されたものだった…
投稿者と玉手匣スタッフの、過去と現在を繋ぐ旅が始まる…



前作から、すでに漂っていた「青臭さ」が大爆発!!
そう、恐らく本シリーズのテーマは「青春」と「青臭さ」。
メインスタッフがモロちゃんを筆頭にかなり年齢が若めなのもそのあたりが理由かなと思いました。

前作大活躍だった「念写能力者」岡崎も登場!
彼も今後チームとして合流するみたいですね笑
惜しむらくは、本作内で彼のエピソードがちゃんと回収されなかったことか、どうやら本作とも話が繋がってそうなので今後に注目!

というか恐らく本シリーズ、
「一見バラバラに思えた映像が、実は繋がっていた」という構成を、シリーズ通しでもやろうとしてる模様。

今まで控え目だった岩澤監督も本作では大活躍!!!
投稿者の無茶に切れながらも付き添っていきます。

前作ですでに、フェイクドキュメンタリーとしてかなりグレーなラインに突入していたシリーズですが、本作はついに突き抜けましたね。
かなり意図的にドキュメンタリーなら絶対にあり得ない映画的な編集、演出を加えた作りになってます。
しかし同時に、「念写」という能力によって映画的なカットバックにちゃんと劇中で意味を持たせているのも上手い。

あと単純に本作、モキュメンタリーにも関わらず凄く映画的な場面に溢れてる。
ラストの水平線が白んで行く朝焼けの光景、海岸から覗く朝陽など、
「そこのみにて光輝く」のラストシーンを想起するほどの美しさ。


一体この旅が何をもたらしたのか、そしてこの映画は誰を救ったのだろうか。

本作は全く体感したことのない、
心霊モキュメンタリック青春ロードムービーだ。

ここに来て完全にオリジナリティを確立した本シリーズ。
まだまだ謎や伏線が残りまくっているので、一体今後どうなっていくのか、正直今回のようなテンションが何回も続くとそれはそれでしんどいので、一回限りの飛び道具であって欲しい。
しかし、物凄く可能性を感じるシリーズなのは間違いない。

是非コワすぎ!に並ぶコンテンツになって欲しい!!!!

次作が続く稼働かは、シリーズの売り上げ次第だそうで…
つづけえええええええ!!!!!


追記:先日、監督のTwitter上にて本シリーズが事実上打ち切られたことが発表されました。
本当に、本当にこれからが本番だと思ってたので心から残念でなりません…

「でも、この映画はいつか誰かを救うよ。」

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