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ジョン・ウィックのdeenityのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
4.0
ジョン・ウィック強えー。アクションかっけえー。色々センスええー。そんな映画。

最初はジョンの最愛の妻が死んだところから始まる。かなり落ち込んで立ち直れない様子。残されたのは愛車のみ。そんなところに突然死んだ妻から贈り物が。可愛らしいワンちゃん。心の支えができた。
しかし、しっとりとした展開が一変。急襲に遭い車を奪われ愛犬を殺された。そこから猛烈な復讐劇が始まる。

すごくシンプルな流れでわかりやすい。説明がすっきりしてる分、ジョンの感情変化が機微でありながらも前向きに変化していく感じはしっかり伝わってきた。
ただ、ここから始まっていく壮絶な復讐劇を思うとちょっと動機が弱い気がする。いや、別に動機としては問題ないのだが、動機のエピソードをもう少し厚みを持たせてくれたらもっと感情移入しやすかったのに、とも思った。

とはいえアクションシーンは圧巻。一人ずつ着実に殺していく様は復讐に燃える男って感じがしてかっこいい。復讐って言うと『96時間』のパパを思い出すけど、あの人ほど圧倒的じゃないにせよ、それはブランクって感じもするし、逆に親友のサポートとかあるのもホテルや掃除屋とかの現役時代の英雄感とか徹底した感じが、その裏世界やジョンの凄さを物語っていてかなり好みで興奮した。

ツッコミ所なんて本当に動機がちょっと気になっただけでとりあえず終始かっこいい作品だった。
2作目もあるみたいで。またワンちゃんが犠牲になったりするのかな。色々楽しみだ。
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