監督・脚本デスティン・ダニエル・クレットンによって製作された2013年のアメリカ映画
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問題を抱える10代の子供達が短期間だけ過ごす施設のケアマネジャーと子供達を描いた作品
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監督自身が製作した同名の短編映画を本人が長編映画化している
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闇の中を歩いているような子供達
彼らのそばに寄り添うケアマネジャー
自身も心に傷を負うケアマネジャーのグレイス
子供を救うことで自分を救おうともがく
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まだ知名度は低い監督だけど、この作品は素晴らしい。主人公の葛藤、子供達の葛藤、どれもよく描けているし、安っぽいヒューマンドラマにならず、最後はさわやかさすら感じる素敵なシーンで幕を閉じる
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グレイスを演じたブリー・ラーソンの演技力ったらない
救いたい思いと救われたい思いで混乱している強さと弱さを併せ持ったグレイスを表現できていた
後に「ルーム」でアカデミー賞主演女優賞を受賞した演技力は、この時点で発揮されていた
まだ若いからずっと楽しみな女優さん
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昔は大作映画ばかりが日本に紹介されたりもしたけど、サンダンス映画祭のようなインディペンデント映画を発掘する仕組みのおかげで、このような良作に出会えるからありがたい