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恐竜100万年のhideharuのレビュー・感想・評価

恐竜100万年(1966年製作の映画)
2.5
2020.2.29 DVDで再見。
初見はテレビの洋画劇場、ロンドンに来てからハマー特集の際に映画館でも鑑賞。

冒頭のナレーションが軽い説明をする以外はセリフは無し。厳密に言えば無いわけではない。原始人がフガフガ言ってるから、でも意味分からないしセリフとは言えないね。

本作はよく人種差別的だと言われる。あの時代だからこそ製作できたけれど、今の世の中では多分物議をかもすと思う。

まず黒髪で浅黒い肌の石器人が野蛮な部族と描写され、金髪で肌の色も明るいのが貝殻民族として登場。何より彼らは道具を使い、より文化的で知性のある民族として描かれているから。有色人種=野蛮、白人=知的って区別されてる。
自分はそんなこと気にしてない。最近のポリコレを疑問に思っている方なので、本作では皆さんの原始人演技を笑って楽しみました。
貝殻民族の女がみんなナイスバディで露出度も高いって方がおかしいもん。

ストップモーションアニメの神様的存在レイバーリーハウゼンが特殊効果で参加していますが恐竜や巨大ウミガメ、翼竜なんか出てきてワクワクします。予算の都合かただのイグアナやタランチュラも動員されています。

なんやかやあってクライマックスは石器人と貝殻民族の戦いになるのですがどうやって決着をつけるかと思ったらかなり強引な結末でした。それもまた原始時代らしいのかも。
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