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ハッピーエンドが書けるまでのroofbalconyのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

「イカとクジラ」に砂糖をたっぷり加味したような、、と言うと悪意ある例えになるか。
ジェニファー・コネリーが母親役とは隔世の感。。娘役リリー・コリンズは「ラビリンス」の頃のコネリーに似ていてとてもいい。
それはそれとして、、都合よい流れに必要な段取りが所々足りてない感じがする。
とりわけケイトの扱いについて物語的に落とし前がないのが不満。
トップシーンで最初の登場人物が思いを寄せる少女として印象的に描かれ、家族に加わった感も一瞬あったのに、姉貴に酒を飲まされたのをきっかけに更正施設送りで途中退場フェードアウトのまま作家家族だけでいい感じに終わるとは・・・。ビターエンドならそれで構わないがハッピーエンドならちょっとした救いが欲しかった。
エンディングの前に会いに行く短いシーンを入れるとか電話でもう一度話すとか。元彼の報復は筋が違うし、アレじゃケイトが作家の肥やし扱いじゃないの。
持つもの、持たざるもの、どちらに鑑賞者が寄り添うかって映画なわけじゃないんだが、意外な所で引っかかってしまった。

ロケ地:ノース・カロライナ州 ウィルミントン、ライツビル・ビーチ
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