このレビューはネタバレを含みます
台湾大会優勝するくらいで映画としてめちゃくちゃ良いのに、甲子園編もそれに負けないくらい感動的で、3時間が短く感じるくらい面白かった。これがフィクションじゃないなんて信じられない。
KANOチーム内以外にも、札幌の投手(現在と過去両方)とか、アキラ君の初恋の相手とか、チームに憧れる少年とか、ところどころ他にもスポットがあたるのが、物語に広がりを持たせているように感じた。特別悪い人が出てこないのに、ここまでまとまるのは何故だろうか。作中にも出てくる、「一つの目標に向かって複数民族が手を取り合う姿」というのが鍵なんだろうか。
野球だけじゃなく、八田與一さんとか、太平洋戦争とか、当時の嘉義の街並みとか、台湾史上重要なものを観れるのもすごく良かった。