でしょうかな

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のでしょうかなのレビュー・感想・評価

3.8
1951年、アラン・チューリングという大学教授から家に泥棒が入ったという通報があるが、彼は刑事を冷たく追い返す。刑事が彼の過去を調べると、軍歴がすべて破棄されていた。そこには、彼が1940年から45年まで参加した極秘任務があった。

ドイツ軍の暗号エニグマを解読したアラン・チューリングの生涯を描く。
戦争、同性愛、数学…なんだかとても難しく深刻な映画に見えるが、そこまで複雑な理屈が多い作品ではなく、対人関係に悩む天才としてチューリングを描いているので分かりやすく面白い。もちろん少なめとはいえ暗号解読の手がかりもあるので、数学マニアはともかく入門にはいいのではないだろうか。
一見人間味の無さそうだが、コミュニケーションが苦手なだけで非常に繊細なチューリングの姿を、ベネディクト・カンバーバッチが上手く表現している。
とりあえず買って本棚に直行した「暗号解読」読むか…。
でしょうかな

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