飛松

砂漠の流れ者の飛松のレビュー・感想・評価

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)
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仲間の裏切りで水筒を奪われたまま砂漠に放置されて死にかけた男が、たまたま水源を見つけて復活。ピンチをチャンスに出来る奴らが勝利を掴む、とばかりに馬車の中継所を起業する話。ペキンパー監督の作品はオープニングで良識家や女性客に一発かましてから始まることが多い気がするけど、今回もでかいトカゲを吹っ飛ばした。が、間も無くいい人ばかりが出てくる意外なほどゆるふわな展開となり、コメディ演出も多く、優しさに満ちた中で終わった。やっぱり水があると人の心も癒されますね。個人的には、主人公のケーブルホーグが街嫌いで、ずっと砂漠の真ん中の小屋で隠遁生活してるというのが、馬を走らせてなんぼの西部劇には珍しくて新鮮だった
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