華麗なる加齢臭

怪しい彼女の華麗なる加齢臭のレビュー・感想・評価

怪しい彼女(2014年製作の映画)
4.8
シム・ウンギョン目当てで、配信で鑑賞。あまり期待していなかったが、想像以上の作品だった。構成力の勝利だね。

素晴らし構成力の映画は、他国でリメイクが作られる。シム・ウンギョンを知ったサニーも香港、ベトナム、日本、インドネシア、アメリカで予定も含めリメイクされる。そしてこの作品も中国、ベトナム、日本でリメイクが制作され、タイ、インド、インドネシア、ドイツでその予定がある。

老人が20歳のキュートな女性に若返るというシチュエーションから、ロマンティック・コメディと予想したが、高齢者になっても子を思う親の気持ち、あるいは年老いた親を思う子の気持ちが伝わってくると、涙腺を刺激する。
高齢者の思いで涙腺が崩壊すると言えば、国際市場で逢いましょうを思い出すが、ファン・ジョンミン に心震え、涙腺崩壊した人は、この作品でもハンカチを用意したほうが良いだろう。

両作品とも、歌で言えば演歌の世界だ。あるいは昭和歌謡曲の空気感が漂う。あくまでも素人の感覚だが、TVドラマも含め韓流というのは、誰もが口ずさんだ昭和の演歌や歌謡曲に近いものがある気がする。

さて、この作品に話をもどすが、日本のリメイクでは多部未華子が主演だったが、高畑充希が務めるべきだったと思う。