シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

ヤング・アダルト・ニューヨークのシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

3.7
私が邦題をつけるとしたら、『後生畏るべし』とでもするかな(笑)
売れないドキュメンタリー映画監督のベン・スティラーと妻のナオミ・ワッツは、ふとしたきっかけで彼を尊敬するアダム・ドライバー(『フォースの覚醒』や『沈黙』と最近目立って来ましたね)とアマンダ・セイフライドの若カップルに出会い、次第に親しくなって行く。若い感性に刺激を受け、彼らの創作活動を支援していくが…。
中年の危機、若さへの羨望といった当初から見えているテーマに留まらず、ミステリ的で予想外の展開に踏み込んでくるなど、最後まで目が離せない。
権威者や周囲による、もやもやとする様な裁定も、燦めくような才能を前にしたら才幹と人格を判断上切り離すだろうなという点で残酷にリアルだし、『彼は悪魔じゃない、若いだけなんだ』っていうセリフが好きです。そう、若さってそういう事なんだろうね。
いまいち、皆さんの評価が低いが、私はこの映画愉しく観れましたよ。