あーさん

美女と野獣のあーさんのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2014年製作の映画)
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美女と野獣 個人的考察②

前回のミュージカル実写版がミュージカルとしては良かったものの、個人的にはちょっと惜しい感じだったので、他の作品も観たくなって。

こちらはミュージカルではなく、ストーリーもディズニーのとは異なる。
全編フランス語、レア・セドゥ がベル役、というので期待値を上げたい所だが、レビューを読むと評判はあまり。。おや?
でも、自分の感性で観るのが大事!と鑑賞してみた。


ベルには兄が3人と姉が2人。
父親の職業も商人だから、この設定は原作に近い。
姉達は贅沢好きでちょっとオツムが、、な感じだけれど、父親のことをふざけて"パピヌー"なんて呼んじゃってお茶目な所もあり、そこまで意地悪ではないみたい。
兄の中の1人マキシムが不良達と遊び三昧で、これは後で何かあるなぁ、、と思ったらやはり。。
今作では、物語の中に兄弟達が結構絡んでくる。

ベルのドレスやお城のしつらえ、調度品等は、非常に本格的で見どころの一つ。
レア・セドゥ がまた美しいのなんの。。
でも、勝手にベルのイメージは小柄だと思っていたから、レア・セドゥ ではちょっと大きいんだなぁ。

…とそこまでは良かった。
うん、こういう雰囲気も悪くない、と思っていたのだが、、

ディズニーのような召使達は一切出てこなくて、その代わりに精霊?みたいな、ギズモ?木霊?みたいなタドゥムという動物みたいなのが、わらわら出てくるのは笑った。ちょっとミスマッチ、、?

と思っていたら、だんだん展開がスケールアップして、、

あかん、半グレ、ゾンビ、、果ては進撃の巨人⁉︎はたまたジャックと豆の木⁉︎
世界観がめちゃくちゃに。。

これはコメディか⁉︎笑

あと、二つほど言わせて欲しいのは、野獣役のヴァンサン・カッセルはいくらなんでも年齢が上過ぎないか。。
もう一つ、森の精である鹿が姿を変えていた、若かりし頃の野獣の恋人役女性が、あそこで全裸にならないといけない理由がわからなかった。服か、せめて布でもかけてあげてよ。。
とんでもなく美しかったけど。

でも、素敵な雰囲気もはちゃめちゃな感じもちぐはぐではあるけれど、それなりに
楽しめたのかな♪

宝石箱を開けたつもりが、びっくり箱だった!みたいなお話。。

まぁ、これはこれでアリ!


③につづく
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