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グリーン・インフェルノのmingoのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
3.8
新宿武蔵野館にて鑑賞。
まず日本版ポスターのドクロが浮き上がるグラフィックセンスに痺れた…
初日ということで老若男女コアなお客さんで埋まる劇場…イーライロスは劇場で観ないとな〜ということで岡田ゴズリングと一緒に今年71本目の鑑賞ww
一緒に劇場行き過ぎ…もはやゲイを超えた…ちなみに僕らはクリーンインフェルノですけどね…

内容はというと、調子こいた大学生が田舎で(今回はジャングル)酷い目に合うというイーライロスのいつものアレ。皮肉と悪意に満ちたユーモアが素晴らしく最高のエンタメだった…村のおばあちゃんたちが丁寧に塩振って人体を料理するシーンからは、監督の食人映画への愛と最高のギャグセンスを感じることが出来、溜飲が下がった…
村長はジャックスパロウだし、黒いイモータンジョー、赤いウォーボーイに侵食された抱腹絶倒の食人ムービーの爆誕。

視点もテーマも面白いし、脚本的に流石と言わざるをえないめちゃうまだしで、ゴズリングと観終わったあとも盛り上がったんだけど、もっともっとうまく魅せれるし、もったいないと思った…
最初でてくる主人公の親友の女の子(映画における反主張的存在)の伏線の張り方とか楽しみにしてたのに、ラスト全くでてこず終わっちゃったし、Don't think, act!(考えるな、行動せよ!)ていう学生運動の展開の仕方も最初だけで弱く、ラストギャグに走っちゃったし(そっちか〜い)で、映画として上質なモノになったはずなのに…勿体無さを少々感じたのも事実…

しかし兎にも角にも本作はDon't think, act!ではないけど、Don't think,look!である。
恐怖と笑いによって顔面も精神も崩壊していき、強烈な映画経験を味わえる一本。ちなみに主演の女の子は監督の嫁ww
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