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フューリーのdeenityのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
4.0
アカデミー賞ノミネート有力と当時話題になっていたので見に行きたかったが我慢して結局鑑賞は今に至る。ブラピは好きだし戦争物なら映画館に足を運んだ方が迫力あっただろうな、と若干後悔。
話題になるだけさすがに面白かった。「フューリー」という戦車が中心となるだけあって、戦闘シーンにはかなり迫力があった。攻撃による木や家などが破壊されてく様や人が倒れていく様など結構見応えあった。特に銃弾の弾道はかっこいい。レーザービームみたいだった。

中心となるのはブラピとローガン・ラーマンが演じる役でしょうね。圧倒的リーダーシップのあるブラピのチームの元に入れられるノーマン。戦場に立てるような男ではなく、人も殺せない弱者として笑い者にされる。ただその辺が他の奴らと違ってブラピは生きるための行動を取らそうとさせ、決して殺せないことを笑わない姿は別格のオーラがあった。
印象的なのはドイツ人の姉妹との接触のシーン。やはりこの二人だけは他の人とは違う空気感があって、でもだからこそその後の現実を突きつけられるシーンは印象に残るものがある。ただいかんせん中心人物たちの背景を描かれるシーンが少ないので、その後の変化に呆気にとられる感はある。

面白いは面白いけど戦争物として人物関係がもうちょっと描いてあるとよかったな。
フォロワーさんが『プライベート・ライアン』との比較をされていたので是非見ておこうと思った。
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