元々観たかったのだけれど、きっかけは少し前にサカナクションのライブに行ったから。
今作の音楽、主題歌を手掛けていて…
でもサカナクションの話になると必要以上に長くなるので、それはさておき。
大根監督作は"モテキ" "まほろ"（ドラマver.）がハマったので、ちょっと楽しみにしていた。
いやー、期待通り！！
漫画家志望の男子高校生が主人公だから、画は地味なんだろうな、、という想像をひっくり返してきた！
二人が漫画を描くことに没頭している（格闘している）シーンが熱いっ！
プロジェクションマッピング⁈
CGを駆使した映像…
すごいな〜立体的で迫力満点！
動きがあって、楽しい。
アニメーションと実写の心地良い融合。
あと、カリカリカリッ、ザーッザーッてペンの音！
臨場感あるなぁ。。
キャストも良し！
私は原作未読なので、キャラクターのイメージができてなくて良かったのかも。
シュージン役神木隆之介、、実はあまり映画の作品は観てないのだけれど、 "君の名は。"の瀧くんの声がすごく良かった覚えが。（千と千尋…の坊の声もかわいくて好き！）彼の無邪気さと冷静さのギャップがマッチした役どころで◎
サイコー役佐藤健はいつも通り。それにしてもいつまでも高校生役が似合う。。（だからと言っていつまでやらせんねん…と思うが笑）
あと、少年ジャンプ掲載を目指す漫画家仲間！
ライバル？キャラが濃い〜
芸達者の俳優陣。
染谷将太、この人はやっぱりすごいわ。。こんな奴いそう〜いや、いる？ってツボをグイグイ押して来る！
他にも個性派キャラに桐谷健太、新井浩文、皆川猿時。
二人の担当編集者に山田孝之。
編集長にリリー・フランキー。
この辺りは安定感バッチリ。
ヒロインの小松菜奈、、も安定かな。
漫画家で少年ジャンプにも連載していた叔父さん（クドカン）との思い出は悲しいものになってしまったけど、サイコーはそこも含めて自分を試してみたいと思ったんだよね。。
表現の仕事って最初調子よく当たっても、その後続かず、無理がたたって心身ともに病んでしまうことなんかもあるから、怖いなぁ。。と思わされただけに、ラストはどう収めるんだろう？と思ったけれど、なるほど、そうなるのね。。と納得。
夢見ることを否定するような終わり方でなくて良かった。
せめて映画の中だけでも。
エンディングも手が込んでるなぁ。。
サカナクションのライブの余韻に浸りながら、うん十年前に遡って青春できた！
丁寧、丁寧、丁寧に、、
