菊地成孔さんによる、ラスベガステロ追悼の素晴らしいラジオプログラムを聴いた後で、本作についてよく知らないままタイトルに惹かれ借りてみました。
邦題は完全にミスリードを誘うもので、どこでタイトルの様な内容になるのかという興味で観てしまったので、モヤモヤが残ってしまいました。しかし、自分は何を“期待”してしまっていたんだよ。
マリ共和国の元々の姿を知らない為、物語が訴えるものも正確には捉えられないままで、心の落とし所も見つからず。しかし、欧米や日本の事なら正確に分かってるのかと言えば…。
ちょっと驚いてしまったのは、映画自体が非常に欧米マナー的というか、技術的に普通に上手いということで、これもやはり驕り高ぶった固定観念のせいに他ならず、何とも情け無い鑑賞体験になってしまいました。反省しきりです。美しさと真摯さを併せ持った素晴らしい映画である事は間違いありません。
マリの感動的な音楽の、片鱗に触れる事は出来たので、チェックしてみようと思います。学びの、良い機会でした…。
