禁じられた歌声の作品情報・感想・評価・動画配信

「禁じられた歌声」に投稿された感想・評価

cozy

cozyの感想・評価

4.0
レビュー少なっ!

そんなに、地味だったり、アートべったりだったり、とっつきにくい、という事はないです。

アマプラで観れますよ 6/19 2021
日常が静かに恐怖と暴力に侵食されていく様子が真に迫っていて、気が滅入る。変に飾らなくとも、明確なビジョンを持ってひとつひとつのシーンを丹念に撮ることで映像に魔力が宿ることを、監督はよく理解していると思う。
ap

apの感想・評価

3.9
イスラム過激派によって占拠された街では兵士たちが作る新たなルールによって人々の生活は制限され、その支配下に置かれる。音楽・タバコ・サッカーの禁止、服装の規制、怪しいと疑われると武器や携帯は没収される。そこにいる人々の生活や日々の楽しみは理不尽に奪われる。命の安全、人権の保障すらされていない。街の外れにテントで暮らす3人家族(父、母、娘トヤ)を中心に、淡々と街に住む人たちの様子を映す。静かだけど強烈な作品。

過激派の兵士たちが街の人たちと普通に会話する場面があるのはちょっと不思議というか、へえ、と思った。祈りを捧げる場の入り口にいるおじさんに「ここには武器はいらない」と諭されて入るのをやめる兵士たち。思想が違う者同士で一対一で話してるシーンもあった気がする。音楽を奏でる家を探し当てると「神様に捧げた歌」だったと報告する兵士(内容によっては音楽禁止も見過ごされることがある?)。過激派の中にも隠れてタバコを吸う者と、それを黙認する者。事情聴取での、トヤの父の静かな訴え(死は怖くない運命も受け入れるただ死ぬ前に一目娘に会いたい、同じく子どもがいる立場ならこの気持ちはわかるはずだ)に気持ちはわかるとしつつも罰を変えることはしない兵士。

牛を殺された相手に復讐しに行くトヤの父のシーンは凄まじい緊張感。銃声の後の静けさ。美しい陽に照らされて広い川を渡る彼を捉えるロングショットは素晴らしいの一言。オープニングとエンディングの逃げる鹿、それを追う兵士の車と銃、またエンディングのトヤの走る姿も印象的だった。サッカーは禁止されているのでエアでゲームをする人たち、故郷の歌を歌う女性、手作り雑貨の店の女性と踊る男性の姿は、とてもまぶしくてうつくしかった。だからこそ罰を受けるシーンは本当にショッキング……(鞭打ち、『戦場のメリークリスマス』のボウイのように土の中に埋めて頭だけ出した状態で石打ちで死刑、トヤの父と母のラスト)

神の教えに囚われすぎて、ただ目の前にいる人が見えなくなるのはかなしい。行きすぎた正義に固執してしまうと、自分に都合のよく新たな解釈を作り出して、一線を越えてしまう。恐ろしいけどそれって誰でも陥る可能性があると思う。少し前に見た『ラジオ・コバニ』で、コバニの街が解放された後でIS兵士(過激派組織イスラム国)が尋問を受けて「こんな大ごとになるなんて思わなかった、早く家に帰りたい…」と泣き出す場面があって(それはあまりにも無責任では…?)と一瞬びっくりした。でも若者が「洗脳」されることもあるし、若くなくても判断能力がなかったり誘惑があれば道を踏み外す、ゲーム感覚でのめり込むこともあるかもしれない。誤った正義に走らないためにどうしたらいいのか、そのためには「正しい教育」と「確かな正解のない問題を学び続ける姿勢」を大切にしていくしかないんだよなー、とぐるぐると考えた。

GPSという名の牛、男の子
イスラム過激派に占拠された街で、歌う事、サッカーをする事、服装まで強制される。何でも神にこじつけて制裁をくだす。本当にただ神のせいにしてねじ曲げてしまう。私には、理解出来ない世界。マジでそちら様方の信じる神が存在するなら、まず、イスラム過激派を制裁して頂きたい。こう言う事実を映画として世界に発信するのは、大変危険にもさらされるし、勇気のいる事なんじゃないかと思う。有り難く勉強させて頂いた作品。
まほに

まほにの感想・評価

3.1
イスラム過激派に街を支配されていきいままでの暮らしが変わってしまう
扇情的なシーンは少ないが、静かに少しずつ追い詰めるように普段の生活が奪われていき息苦しさを感じる。
不条理さがただただ悲しくてやるせない
nami

namiの感想・評価

3.2
見えないボールでサッカーするシーンがぐっときた。
人の上に立って人を苦しめる事しかやることないのかな。暇なのかな。
Uzurakoh

Uzurakohの感想・評価

2.9
生活が少しずつ原理主義に侵蝕されていく様子。人々は簡単に屈する訳でも無く、嫋やかに生き方を守っているけれど。
その際たる仕打ちを向けられて悲しみを被るのは先住民や女性等、社会的弱者である。
タヲル

タヲルの感想・評価

3.5
本来は色彩豊かで音楽やダンスが町中に溢れていた感じが垣間見れ切なくて美しかった。
西アフリカの内陸国、マリの古都ティンブクトゥがイスラム原理主義の軍事勢力に占拠され、人々の生活から音楽やサッカーなどの日々の喜びを奪い取られる。神の思し召しという口実のもとに、暴力による脅しによって行使される人間の横暴の実態がリアルに淡々と描かれる。理不尽な暴力を行使する支配者も記号的な悪役ではなく、人として提示されている。マリの多言語・多文化状況、砂漠の街の生活も興味深い。
Maya

Mayaの感想・評価

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アフリカのリマでも、
こんなことが起きていたなんて。
イスラムと聞くと、どうしても中東のイメージがあるけど、アフリカでの話。

歌も服の自由も全て制限されて…
同じイスラム教、アッラーを信仰しているはずなのに。
過激派により、街が支配されて
人々も支配されていく。
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