リッキー

グッド・ライ いちばん優しい嘘のリッキーのレビュー・感想・評価

4.2
884本目。
スーダンの内戦による集団難民の子どもたちが主人公となります。
作品を通じて,幸福の定義を改めて考えさせられるものでした。

序盤,難民としてスーダンからケニアに移動中に長兄テオの「グッド・ライ」により兄弟たちが命拾いしますが,その優しい嘘により兄弟たちは苦悩することが多々ありました。エンディングに次兄マメールの「グッド・ライ」により本人をはじめ兄弟たちが幸せになります。
素敵なエピソードです。

難民の兄弟は慣れない文化圏の生活で不安で戸惑うばかりですが,決して自暴自棄にならず,ひたむきに受け入れる姿勢は心から応援したくなります。
受け入れ担当者も少し気の毒です。いきなり「あなた,よろしくね」みたいなノリで難民の兄弟を預けられ彼らに職の斡旋をします。
始めは担当者たちと兄弟は打ち解けた間柄ではありませんでしたが,彼らのこれまでの経緯を知り,兄弟の正直な素直な人柄に共感して親睦を深めていきます。

「急ぐなら一人で進め、遠くまで行きたければ一緒に進め」とアフリカのことわざのテロップがありましたが,心に沁みわたります。