1010本目。190515
この作品は以前からおもしろそうだと思っており、観たいコメディ作品がない時のために秘かに温存していた作品です。今回は「ボヘミアン·ラプソディ」で不完全燃焼な心を燃やすため、とっておきの1本として鑑賞しました。
無茶苦茶な設定でしたが、私はかなり楽しめました。
終始男性だけをターゲットにしたような描き方で、何と言っても最後の写真のスライドショーが素晴らしいです。
訳あって記憶を無くしてしまった彼らの空白の1日の全てがわかります。
写真の中の彼らの会心の笑顔は、演技のはずなのに本気で楽しんでいるようにさえ思えてしまいます。
特に抜歯のシーンは最高です。
何故抜歯することになったかの経緯を自分なりに想像するだけでにやけてしまい、歯医者が歯無しであるシチュエーションがツボにハマりました。
私が幼いころに通院した歯科医師は高齢で前歯が何本か無く、子どもながらこんな人に治療を委ねることを不安に感じたことを思い出してしまいました。
このような作品は真面目な日本人には絶対に作れませんね。
何度観ても楽しめる作品のように思えました。
あんなにモヤモヤした気分が本作品によって晴れやかになりました。同時に自分がとても単純であることもわかってしまいました。