のら

X-MEN:アポカリプスののらのレビュー・感想・評価

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)
2.5
X-MEN ファーストクラスから始まった新三部作の完結編にして、一作目の X-MEN に繋がっても見れるような構造の話になっている。

そしてシリーズ最後の敵として宿敵アポカリプスが登場するのだが、肝心のアポカリプスが弱すぎる。特に部下の四人の騎士に至っては人気キャラのサイロックも出るが、基本的にアポカリプスによって能力強化されているだけなので、中ボス的な役割を期待すると期待はずれな事になっている。

全体的にいって1作目のX-MENに繋げるための仕掛けに重点を置きすぎていて、唐突に襲撃してくるストライカー大佐や、ジーンとウルヴァリンの出会いなど、最初のシリーズとの整合性を取るためのシーンも多く話の軸がバラけてしまっている。

最終作と銘打っている以上、やりきったレベルのものを見せるべきなのだが、やはりどこかで続きを作りたい色気みたいないの物が見えてしまっているのが作品を台無しにしてしまっている。
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