これはオススメだ。
多分2019年最後に観る映画。大晦日ということで『はじまりのうた』を。
同じ日の朝に観た『ニュー・シネマ・パラダイス』では「映画っていいな!」ってなりましたが、この『はじまりのうた』では「あぁマジで音楽っていいな!」って。いい大晦日になりました。選んだ俺ナイス。
お涙頂戴ものではないけどずっとウルウルしながら観ていた。そうだ大晦日でワイン飲みながら観てたし、「ファッ○ン・ゾーン」に入ってたんだな。じゃあしょうがない(あそこでリリック書いて、曲撮ってっていう一連のシークエンスがとても好き)。
あぁなんだろう、何から書こうか。
まずグレタか。キーラ・ナイトレイ、すごくいい。かわいい。声もそれこそちょっとザ・カーディガンズのニーナみたいな声だったし、曲も全部よかった。留守電に曲残すの最高だった。
プロデューサー、ダンもね。アルバムのアイデア聞いた時、鳥肌が立った。マーク・ラファロいいねー!ただのダメ人間かと思ったけど。でもなんかああいう人いそう。
ああいう人いそう、といえばデイヴね!ああいうポップスターいそう!そりゃそうだ、マルーン5のアダムだもんな。びっくりしたよ。『On The Road』って。一発ヒットからのし上がってすぐ下降する典型的なポップスターみたいだったけど。ヒゲとかウケたわ。
ヘイリー・スタインフェルド演じるバイオレットもよかったね。ルーフトップでのセッションでの歪んだギターはちょっと痺れた。ダイナソーJr.かよ、と。あのバンドいいなぁ、楽しそうだったなー。僕も入りたい。
バンドといえば、スティーヴね!さすがジェームズ・コーデン。ストリートで演奏してる時点でもうなんかハマってたな。そしてスティーヴいい奴すぎる。だめだ、あいつ大好き。
その他にも好きなシーンとかセリフとかたくさんあったな。
スプリッターを使って2つのイヤホンでお互いのプレイリストを聴きながら、街中を歩くシーンはマジで好き。特にクラブ行くところ!
ああいうデートしてみたかったなー。
またさ、ダンがとってもいいこと、大切なことを言うんだよなー。グッときたな。僕もまだ真珠見つけられるかしら。
プレイリストからはスティーヴィー・ワンダーの「For Once In My Life」。
「天才的。完ぺきだろ?」
「なんだっけこれ?ダメ、踊りましょ」
「よし!踊ろう」
「早く!」
あーいいな!こういう!この時の踊っているキーラ・ナイトレイの笑顔が最高すぎて泣いた。最高すぎてちょっと切なくて胸が痛くなったぐらい。ああいう高揚感やワクワク、また感じることができるかな。
ラストもね、ほんとによかった。グレタっぽくてすごくよかった。ハッピーな気分にもなりつつ泣いたわ。
音楽好きな人も、ちょっとでもバンドをやったり自分で作ったことがある人も、そうじゃない人にも、みんなにオススメ。
いい映画で2019年の映画納めできて幸せ。サンキュー2019年。