mura

滝を見にいくのmuraのレビュー・感想・評価

滝を見にいく(2014年製作の映画)
4.5
【1度目鑑賞 2015.1.13】 4.0

冒頭にツアーガイドが白々しく説明するマイナスイオンの効能ってのは、「滝」そのものよりも「滝を見にいく」っていう行為にこそ付いてくるってことね。

無性に滝を見にいきたくなった(笑)

人と人が互いに理解しあうためにはどうすればいいのか…単純だけど見失いがちなことをわかりやすく示してくれているような。

「キツツキと雨」で小栗旬と役所広司、「横道世之介」で高良健吾と吉高由里子をつかった監督が、今回は無名のおばちゃんたちだけでこのクオリティ。映画にとって監督と脚本がいかに重要かってことを気づかせてくれる。

もちろんおばちゃんたちの演技も素晴らしいけど。

【2度目鑑賞 2015.8.29】 4.5

湯布院映画祭にて2度目の鑑賞。監督の撮影秘話も聞きながら。

再度見てあらためて思った。やっぱりこの映画は素晴らしい。多大な費用がなくても有名な俳優がいなくても面白い映画ができるんだと。

映画の可能性を強く感じる作品だと思う。
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