しゃぐな

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のしゃぐなのレビュー・感想・評価

2.5
なんだか不思議な映画だなぁ〜〜と思ってたらラストの病室の場面で長回しに気がついて急に脈拍上がった!おっそ(´Д`*)だって、視点もころころ変わって場面転換して時間経過があってCGたくさんで、雑踏だって!あんなのワンカットやなんて思わんよ。

ということで、2回目観ることに。
超絶ヤバい映画だった。マイケルキートンもエドワードノートンもお腹にズシンとくる怪演熱演だけど、イニャリトゥがまずヤバいのね。ていうかこの映画にマイケルキートンをキャスティングすることこそ絶妙。エドワードノートン演じるマイクの二面性はファイトクラブのノートンのソレを思い出させる。ちょっと前に1917を観たけれどあの静かに緊迫した場面展開とは全く違う。壁やドアに人人人がやたら迫って通り過ぎて煩い画面が強制的にリーガンの苦悩と焦燥、混乱を追体験させてくるから、異様に疲れる…2回も観たし。そして2回も観たのにラストの解釈を仕切れない。彼は鳥にでもなったのだろうか。

イニャリトゥ監督の撮影?編集?のヤバさは21gから思ってるけど、ごちゃごちゃしてわたし好みじゃあなかったなぁ。そう言ったら21gもバベルもごちゃごちゃしてるし、レヴェナントだって何度観ても過去シーンの理解を仕切れないでいる。わたしアタマ悪いだけかも知れない笑。

ともあれ、ワンカット「風味」なのだと後で知ってむしろホッとした。
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