酷すぎて最高！
※ジャケ絵にあるリアルなクマさん、目玉にかぶりつくリスさん、雄々しい角でブッ刺してる鹿さんは修正されたグラビア女子みたいなもので、本作に出てきません。
ご注意ください。



あくまでも想像の話です。
もし、「猛獣WARS」のDVDと馴染みのレンタル店で接近遭遇したり、或る日突然、契約しているVODの新着リストに「猛獣WARS」がシレッと並んでいたりしたら、あなたはどうしますか？
思わず手にとって借りてしまう？
はたまた、サムネイルをポチポチっとしてしまうのでしょうか？
いや、B級、それもパニックものに弱いあなたの事です。
きっと、「お、何だか分からないけど動物がトチ狂うんだって！面白そうじゃん〜♪」などと短絡的に観ようとしてしまうでしょう。
100%、間違いありません！

では、借りてきたDVDをプレーヤーのトレイをスーッとオープンさせてセット、もしくはスマートテレビやPCやスマホの画面で「再生」をクリックしたとしましょう。
やがて、画面に「猛獣WARS」が映しだされる筈です。
３０秒ほど、あなたは始まった映画をワクワクドキドキしながら期待に胸を膨らませながら、じっと観ます。
すると、あなたは「おや？」と眉をしかめるのです。
更に観続けたあなたは「おやおやおや？」と、まるで湿気った煎餅をそのままかじってしまった時のような変顔に豹変、ある疑念を抱くことになるでしょう。
「これは・・・？」


電話のベルが鳴り響くキッチンで、頭から血を流したオバさんがフライパンを持ってハァハァ言ってます。
対峙している相手は飼い猫だか野良猫だか分かりませんが白い猫です。フギャー！とオバさんを威嚇しています。
飛びかかってきた猫をフライパンで叩き、シンクに吹っ飛んだのは明らかにヌイグルミ！
オバさんがディスポーザーのスイッチを入れると、肉片も綿毛も飛び散ることなく、シンクが真っ赤に染まるのでした。

電話の相手は外で遊んでいた息子で、彼もまたウサギ（のヌイグルミ）に襲われそうになっていたのです。
駆けつけたオバさんはおもむろに拳銃を構えてウサギ（のヌイグルミ）を撃ちます。
破裂するヌイグルミ！
もう大丈夫と思いきや、そこへ犬（本物）がオバさんの車の中へ特攻！
演技力ゼロの息子が見守る中、車の中から血糊がドバーッと、バケツをひっくり返したように噴出！
勝ったのは犬でした。
今度は息子を追い回す犬。
しかし、犬はどこかのオッサンに撃ち殺されたらしく、安堵する息子。
でも次の瞬間・・・


さて、アバンタイトルが終わりました。
いよいよ本編の始まりです。
普通ならここで気持ちが高揚し、アドレナリンが放出され、心臓がドラミングしていてもおかしくありません。
狂った動物たちが人間を襲っているんですよ？
パニックホラーが大好物なあなたにはうってつけのオープニングだったのではないですか？
それなのに、その浮かない顔はどうしたのです？
「やっちまった」ってバレバレな表情をしていますよ。
なるほど、分かります。
今のあなたのその気持ち。
そう、あなたは地雷を踏んでしまったのですね。
それも、核爆弾級の破壊力を秘めた地雷を。
B級どころじゃない、Z級の地雷！
そのパワーは計り知れません！

でも、ご安心なさい。
確かに「猛獣WARS」は、まるで素人が友達を集めて、文化祭か団地のお祭りで上映するために監督のお爺ちゃんのカメラでテキトーに撮ったような（←勝手な想像）商業作品とはとても思えないほど出鱈目な映画ではありますが、そのやっつけ感が奇妙な味と化し、一周まわって「バカだけど意外と面白い映画」だったりするから世の中摩訶不思議なものです。
そのまま我慢して観続けると、最後には熱狂し、もはや「猛獣WARS」なくしては生きられない「猛獣WARSジャンキー」略して「モンキー」として余生をおくらなければならなくなる可能性を秘めているのです！
毎日3回は「猛獣WARS」を観ないと、膝の関節が痛んだり、やけに股間が疼いたりと、どうにも調子が悪くなり、恐るべき中毒症状を引き起こしかねません。
解消するには「猛獣WARS」を観て、「なんでだよ！！」とツッこまなければならないのです。
何度も何度もツッこめる、森羅万象ありとあらゆるツッコミに耐えうる史上最強のツッコミ映画！
ツッコミ映画界のチャンピオン！それこそが「猛獣WARS」の隠された正体だったのです！
つまり、ホンの一部の者にとっては中毒になるほど面白い（はず）！
あなたがその選ばれた人間かどうかは分かりません。
なので、とりあえず観ることです。
しがないピザ屋の兄ちゃんがエロいビッチに携帯電話を届けるために命懸けで旅をするという、普通じゃないストーリーの「猛獣WARS」を！
もし必要以上に楽しめれば、あなたは「猛獣WARS」に選ばれし者だったのです！
さすれば、「猛獣WARS」は日々の生活に疲れきったあなたの糧になってくれることでしょう。


違ったら、すぐにDVDを取り出すか、停止をクリックして、一刻も早く「猛獣WARS」のことなど忘れ去りましょう。
万が一セル版だったのなら、迷いなくDVDを割って捨ててしまいましょう。
「ゾンビーバー」とか、もっとマトモな映画を口直しに観なさい。
悪いこと言わないから、そうしなさいね。







〜オマケ〜
「猛獣WARS」の見どころベスト10（完全ネタバレ仕様）

①
剥製の鹿の大群がゾンビのように壁を突き破ってオネエちゃん達を虐殺、ドバドバーッと血糊がブッかかり、「マンディ/地獄のロードウォリアー」のニコラス・ケイジみたいに真っ赤に染まる主人公たち！

②
何故かお爺ちゃんが孫を撃ち殺そうとしたら警官を間違って射殺、他の警官にハチの巣にされる！

③
どうしてこんな所にいるのか分からないCGのゴリラが唐突に襲ってきて、車のパワーウインドウで手首をチョンパされる！

④
大量のカメがボートに来襲、全人類バカ代表のジェイクが巨大なCGワニに喰われる！

⑤
おしっこを我慢できずに外へ出たジェイクの妹が馬より速く走って逃げたり、馬をワンツーパンチ&ハイキックで一発KO勝利！

⑥
巨大なタコが船を沈め、それを爆撃機が核攻撃！
下手くそなCG合成のキノコ雲があがるのに誰も被爆しない！

⑦
ようやくビッチのところへ到着したと思ったら、婚約者がいた！
なんだよ、ふざけんな！と思っていたら、幼稚園のお子様たちがお絵かきアプリで描いたようなデザインのCGクマさんが襲来！

⑧
どこにあったんだよ！な伝説の聖剣で、哀れクマさんの首を一刀両断するジェイクの妹！
強すぎるぞ！

⑨
やがて見つかる本物の愛！
ディズニーランドを目指し、世界の終末をゆく2人に幸あれ！

⑩
容赦なくまっぷたつにされるぞ〜🎶
素敵すぎる、狂ったエンディング曲を座して聴くべし！



GYAO！にて

• #素晴らしきバカ映画の世界
• #とにかくツッこめ！
• #世界の終わり
• #聖剣エクスカリバー風
• #血糊というか赤い水
• #安さ大爆発！

もう、餌はいらない！

ぶっふぉぉっwww

またまたTAK44マグナムさんのオススメでポチったよ、第2弾(笑)

もちろんヌイグルミWARSなわけですが、血糊量だけは半端なくて、呆気に取られます！

72分作品なのに、エンドロールが10分もあるのも見所の一つ( ´∀｀)
しかも、下手くそな弾き語り付き！

ひっどいけど好き♪



動物集団ヒステリー発生！

そんなこととは露知らず、童貞ピザ配達男子ウルフは、ビッチのサマンサと一夜を…
と思ったが、ダメでした～

翌朝、サマンサは携帯を残して帰宅。
親切な童貞は、家まで携帯を届けることにする。

親友ジェイク、その妹レイチェルと共に向かうが、道中様々な動物達に襲われて……



大自然の怒りか?!
(ジャケ裏)

とか、どーでもいい展開(笑)

普通に道路走ってたら、車にゴリラが降ってくるんですよw?!?!
何処から現れたんだよ、もう(*￣∇￣)ノ

凶暴化するだけのはずなのに、タコだけ巨大化してるし！
しかも核爆弾で倒したのに、被爆どころか爆風も無しという適当さ(笑)

その他、CG鹿やらCG熊やらが襲いかかって来ては、物凄い血飛沫上げて退場します♪
アップはヌイグルミなのがまたショボくて良いw

そしてEDは
"動物たちの反乱"
By 人類の友は世界の敵

音外しまくりの弾き語りを延々聴かされます…

ん～酷かった☆
が、もふもふのヌイグルミを使われると、ニヤけてしまう自分がいるw

さらにこの血糊量は、完全にアホです！友達になりたいレベルのアホ！！

結果的には、しょうがないなぁ～と頭をグリグリしてやりたくなる可愛い作品なのでした♪

え～と…
冒頭からヌイグルミのニャンコやウサギがブシャー‼って…😅
これ商業ホラー映画ですよね?😲

コ､コメディなのか?
そうですよね? そうだと言ってくれ‼

あのね､血糊はバケツでぶちまけりゃいいってもんじゃないんだよ‼
しかもただの赤い水だし…

原因不明の動物集団ヒステリーって…

え? タコに核攻撃!?😲

駄目だ… 突っこみどころしかなくて､まともにレビューなぞ出来ないわい‼

エンドロールの主題歌まで天才的に酷い‼
歌が終わってもラジオ設定で小芝居やってるし…

酷い‼ 酷すぎるぞ‼

でも何故か…

何故か笑ってしまう～‼
もしかして全て計算済みでやっているのか?😲

そ､そうか…分かったぞ‼
これは名のある映画の名スタッフ達が偽名を使って遊びで作ったのに違いない‼
だからこんなに酷いのに最後まで笑いながら観てしまうのだ‼ きっと‼

こんなの観て笑ってしまった自分が悔しいから､良い子のみんなにもお勧めして同じ思いを味あわせてあげよう～‼💓

みんな～‼ 観てね～‼👋

｢人類の友は地球の敵さんでした🎵｣
(エンドロールのラジオより)


真面目な話､全くお勧めは出来ませんが､何故か妙な愛らしさみたいなものがあるので評価点はつけておりません😅
Z級映画もここまで突き抜けていれば許されるんじゃないかと思います(笑)